2009年4月18日土曜日

ブリラム その1

ヤムに誘われ親戚がいるブリラムに行くことになった。
ここには4ヶ月程前に一度行ったことがある。メンバーも
ヤム、ピーサオのボー、ボーの旦那のボブと前回と一緒。

夜11時過ぎに電話があり、降りていくとアパートの前に
ボブの車が停まっていた。セブンで水を買い乗り込む。
ボブの車はピックアップトラックなので、後席がとても狭い。
長時間座ることを考えてない仕様で、後席2人はかなり辛い。

ラチャダー通りに入り快適に飛ばす。途中のスタンドで休憩し、
1時間半程のサラブリーの食堂で食事。タイ人は食事を
豪勢に残す。いつも食べられるのかと聞くのだが、結局
残す。シアダーイ(もったいない)という精神がまだ彼らには
ないように思える。

腹も膨れてブリラムにむけ夜道をひた走る。3時間程走り、
道路の両脇に果物屋が煌々と軒を連ねてるところで休憩。
ボーがおみやげに果物とお菓子を買う。

まだ暗いうちにブリラム郊外に着く。明るい明かりの下で
人が2、3人何やら動いている。ボブはそのうちの一軒に車を
停めた。見ると、巨大な肉を屋台状の場所で解体している。
おそらくは背後の建物で絞めたばかりの水牛を、そこで細かく
切って売っているのだ。そんな家が暗い道沿いに点々とあり、
光の中で小刻みに動く人が異様に見えた。ボーはそこで肉を購入。

朝6時半頃、親戚の家に到着。懐かしい面々が眠気眼で迎えて
くれた。その中にドーイがいる。彼はドイツ人とタイ人のルーククルン
(ハーフ)で5歳。見た目は100%ファランだが、母親から親戚のいる
この家に預けられ、当然イサーン語を話す。

母親といってもちょっと複雑で、本当の母親はナナで働いてる
のだが、金銭的な問題があり、やはりナナで働くヤムの親戚の
女性が母親として育てている。その彼女も仕事の都合でドーイを
ブリラムのお姉さんの家に預けているのだ。

前回初めて彼に会ったとき、涙が出てきてしまった。夜、こんな
田舎街で本当の母親ではないタイ人の親戚のおばさんに抱かれて
眠っているファランの寝顔を見たとき、感傷的になってしまった。
彼は今後どのような人生を歩むのか・・・

談笑しながらしばしまったりとする。前回行ったときに訪ねたブリラム
駅側にある軍隊学校にいたこの家の次男も今日は家にいる。18歳。
その彼女も家にいて、初々しさが微笑ましい。

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